1991-1993 (メガドライブ前期)
1988年、セガは当時の最新技術を注ぎ込んだ家庭用ゲーム機「メガドライブ」を発売しました。 そしてセガは、その「メガドライブ」の性能を強くアピールできるゲームと、セガの「顔」となるような、独創的かつ魅力的なキャラクターを生み出すため、ひとつのプロジェクトを起ち上げました。
そのプロジェクトは難航しましたが、ゲームのコンセプトである「いまだかつて無いスピード感」を実現するための機能的なデザインに、全世界で受け入れられるようなカートゥーン調のアートワークを掛け合わせ、ついにセガを体現する、「青と白」を基調としたカラーリングの、音速で世界を駆けめぐるキャラクターが誕生しました。 それが『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』です。
そして1991年6月23日。彼の名をそのままタイトル名とした、音速ハリネズミの最初の大冒険、 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が北米で先んじて発売されました。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は、その劇的なスピード感とクールな主人公「ソニック」が人々を魅了し、全世界で400万本を超える大ヒットタイトルとなりました。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』
また日本では、ゲームセンターを中心に展開していた『UFOキャッチャー』がソニックバージョンとなって登場。その景品でソニックグッズを展開し、『UFOキャッチャー』のBGMをソニックのゲームで使われているものを用いるなどして、ソニックを盛り上げていきました。
セガの持つ2つの顔、家庭用ゲームとゲームセンターなどのアミューズメント施設の両方において、ソニックは、セガのイメージキャラクターとして浸透していったわけです。
その後、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』や『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』などの続編が次々とリリースされてヒットを重ね、さらにセガが当時発売した携帯ゲーム機「ゲームギア(当時にしてカラーでした!)」でも『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズは続々と発売されて好評を博し、ソニックの人気はますます高まっていきました。 こうしてソニックは、「セガの顔」として大きく認知され、以後活躍し続けていく事となったのです。
1991年発売タイトル
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1992年発売タイトル
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1993年発売タイトル
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1994-1996(メガドライブ後期)
メガドライブやゲームギア以外のプラットフォームでもソニックは大活躍!
メガドライブの拡張機器「スーパー32X」、セガトイズから発売された「キッズコンピュータ・ピコ」や、ゲームセンターで展開したアーケードタイトルなど、ソニックの活躍の舞台はとどまる所を知りません。
ゲーム以外でも、セガがスポンサーとなっていたF1ではレーサーのヘルメットに、Jリーグでは選手たちのユニフォームに登場。そしてまた身近なところでは、文具・洋服・飲食物などの、バラエティーに富んだなキャラクターグッズが一般向けに発売されました。
その極めつけと言えば、アメリカのマクドナルドとタイアップして行ったキャンペーン、「ソニックのハッピーミール(おまけ)」でしょう。キャンペーンを始めるやいなや、4,000万個のハッピーミールは、キャンペーンの終了を待たず、アッというに品切れになってしまったのです。4,000万個というのは、当時の全米の子供に1個行き渡るだけの割合です!4000万個という数自体がすでに業界内で話題を呼んでいたのですが、それが一瞬でなくなってしまったのです。当事の関係者の驚きぶりは想像に難くありません。また、その人気の高さは、アメリカの子供たちに対して行った人気調査「Q Score」でも、居並ぶハリウッドスターやスポーツ選手たちに次ぐ、3位に輝いたことでも証明され、子供たちからの絶大な人気をアメリカ全土に知らしめました。
さらに、世界中の歴史的フィルムや価値ある番組を保存している英国国立保管所「National Film and Television Archive」に、「SONIC THE HEDGEHOG」が「テレビゲーム」として初めて保存されるなど、文化的な面でもソニックは国際的に認められ、まさに、ソニックの活躍の舞台は世界中に広がりました。
1994年発売タイトル
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1995年発売タイトル
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1996年発売タイトル
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1997(セガサターン)
『ソニック R』
1997年、当時セガが発売していた家庭用ゲーム機「セガサターン」では、「PROJECT SONIC」のプロジェクト名のもとに、 『ソニックジャム』を第一弾として、『ソニックR』『ソニック3Dフリッキーアイランド』などが発売されました。
『ソニックジャム』には、メガドライブで発売されたシリーズの代表的な4タイトルが収録されており、さらに、ソニックに関する様々な資料を観ることのできる「ソニック ワールド」というコンテンツもありました。そこでは、今までドットで描かれていた2Dのソニックが、初めて3Dポリゴンのキャラクターとして登場して、各コンテンツを紹介しました。
そして、続いて発売されたレースゲーム『ソニックR』では、ついに全てが3Dとなった世界にソニックたちが登場!おなじみのキャラクターたちと共に、ソニックは立体的なゲームの世界を駆け巡りました。
1997年発売タイトル
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1998-2000(ドリームキャスト)
1998年中頃、セガは次世代家庭用ゲーム機として「ドリームキャスト」の発売を発表しました。 そしてその「ドリームキャスト」の立ち上げタイトルとして『ソニックアドベンチャー』を発売することを、東京国際フォーラムにて、「ソニックアドベンチャー制作発表会」を開催して大々的に発表しました。この「ソニックアドベンチャー制作発表会」には、全国からなんと累計15,000人のものファンが、新しいソニックを観るために駆けつけました。
そこで公開された『ソニックアドベンチャー』は、ソニックのアクションが再構築された、新しい、本格的なハイスピード3Dアクションゲームでした。さらにこの時、3Dでの表現に映えるよう、ソニック自身のデザインも再検討されて、よりスタイリッシュなキャラクターとして、現在のデザインとなりました。
『ソニックアドベンチャー2』
この新しいキャラクターデザインと、当時他に類を見ないハイスピード3Dアクションは、これもまた世界中のゲームファンから驚きと称賛で迎えられ、大ヒットとなり、続く『ソニックアドベンチャー2』へと継承され、進化していきました。
1998年発売タイトル
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1999年発売タイトル
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2000年発売タイトル
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2001-2005(マルチプラットフォーム第一期)
2001年、セガが家庭用ハード事業を撤退したことで「ゲームキューブ」に『ソニックアドベンチャー2バトル』、「ゲームボーイアドバンス」に『ソニックアドバンス』がそれぞれ発売されました。
そして、『ソニックヒーローズ』では「ゲームキューブ」に加え「プレイステーション2」「Xbox」にも発売され、マルチプラットフォーム展開が一気に加速し、今までソニックを遊んだことのなかった人達の中にも、ソニックのファンが増えていきました。
『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
さらにソニックシリーズのキャラクター「シャドウ」が主役の『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』というキャラクタースピンオフ作品も発売され、シリーズの世界観は、より広がっていきます。
また、2003年に始まったテレビアニメ『ソニックX』は、日本のみならず、世界中の様々な地域(北南米、アジア、欧州、オセアニア、はては中近東まで!)でそれぞれの言語に翻訳・放映され、アニメからソニックを知ってファンになる人も多くいました。
2001年発売タイトル
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2002年発売タイトル
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2003年発売タイトル
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2004年発売タイトル
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2005年発売タイトル
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2006-2010(マルチプラットフォーム第二期)
現在の家庭用据え置きゲーム機では、2006年に「プレイステーション3」と「Xbox360」にて『SONIC THE HEDGEHOG』が発売されました。この作品は、その年に15周年を迎えるソニックの記念する作品として、原点回帰をテーマに作られました。
また、「Wii」でもWiiリモコンを使った新しいプレイスタイルのアクションゲームとして『ソニックと秘密のリング』『ソニックと暗黒の騎士』などを発売。さらに体で操作を行う「Xbox360 Kinect」専用の『ソニック フリーライダーズ』など、セガとソニックは、積極的に新しい遊びと冒険に挑戦し続けています。
『ソニックと秘密のリング』
『ソニック ワールドアドベンチャー』
ソニックのメインストリームである「ハイスピード3Dアクションゲーム」としてのシリーズも、『ソニックワールドアドベンチャー』『ソニック カラーズ』と、より洗練され遊びやすい形に進化しました。もう遊ばれた方も多いのではないでしょうか?
そして、国境を越え世界で活躍しているソニックですが、ここ数年では、さらにメーカーの垣根をも越え、『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』や『大乱闘スマッシュブラザーズX』など他社とのコラボレーションも実現しています。セガのマスコットキャラクターから始まったソニックは、今や、国・ジャンル・ゲームハード・メーカー間の垣根を越え、彼の性格通り、「何にもしばられず、行きたい所へ自由気ままに」飛び出し、活躍し続けているのです。
2006年発売タイトル
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2007年発売タイトル
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2008年発売タイトル
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2009年発売タイトル
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2010年発売タイトル
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2011-
そして、2011年の今年はソニック誕生20周年として『ソニックジェネレーションズ 白の時空』『ソニックジェネレーションズ 青の冒険』が遂に登場します!
「ソニック」20年間の歴史と楽しさ、驚きと懐かしさを1つに凝縮した20周年記念と呼ぶに相応しいタイトルを、今まさに鋭意製作中です!技術とアイデアとアートワーク、そしてサウンドの粋を極めた、『ソニックジェネレーションズ』にご期待下さい!そしてソニックは、これからも未来に向かって走り続けます!
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SUPER MARIO characters © NINTENDO. SONIC THE HEDGEHOG characters © SEGA.
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