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ソニックチャンネル

連載サウンドコラム

ソニックチームのサウンドディレクター瀬上 純と大谷 智哉によるコラムコーナー。

「セガアトラスTV」 DJライブ!

みなさんこんにちは、「ソニック」シリーズ サウンドディレクターの大谷です。

今年、初のオンライン開催となりました「東京ゲームショウ2020」。セガの公式配信番組「セガアトラスTV」最終枠、「SEGA ATLUS MUSIC STATION」にて、DJライブをやらせて頂きましたー!

今年はセガ60周年ということで、セガ関連曲から選りすぐりのDJセットにチャレンジしてみたのですが、楽しんでいただけましたでしょうか?

まだ観てないという方は、こちらのアーカイブをチェックしてみてください!

せっかくですので、セットリストの解説など書いていきたいと思いますー!

・へっぽこ魔王最強伝説 / 『ぷよぷよフィーバー』

ゆったり目の曲からじわじわあげていくパターンも考えていたのですが、初っ端から勢いのある感じで始めた方がよさそうだなと思ったのと、意外性のある曲から始めたいと思い、「ぷよぷよ」シリーズからセレクトしました。といっても正味30秒、イントロのみ使わせてもらいました。矢継ぎ早にすぐ次の曲にいってしまうところが、実にセガセガしいと思っております(笑)。

・天国と地獄[あかどこミックス] / 『赤ちゃんはどこからくるの』

2曲目『赤どこ』からの1曲です。セガセガしいのはわかるけど、2020年のTGSで一体何を始めてくれているんだーと不安にさせてしまったかもしれませんが、インパクト重視でいかせて頂きました。前の曲とBPMが同じなので繋ぎの相性もバッチリ。この曲で歌っているハミングボイスのサンプルには僕の声も混ざっております。(※選曲理由とは関係ありません)

・かせげ!ジャリンコヒーロー / 『ヒーローバンク』

「まさか『ヒーローバンク』の曲が来るとは思わなかった!」と、各方面から感想を頂きました。序盤で確実につかまなければいけないわけですが(そうなの?)、開始3曲以内にはどうしても入れておきたかった曲になります。もし、投げ銭ありのDJ配信だったなら、この曲が流れた時にジャリンジャリンお願いしてもよいでしょうか? いやそれは冗談としても、歌詞のインパクトも相まって、強力な1曲だと思います。

・炭★坑★節 /『maimai』

勢い&ネタ感重視の駆けつけ3曲を終え、ここからは踊っていただくためのBPM帯にシフトしていきます。「かせげ!ジャリンコヒーロー」がかなり景気の良い曲なので、そのまま“お祭り感”で繋いでいった感じです。原曲よりもBPMを+10以上、早くしています。VJ担当が仕込んでいた背景の光吉さんコラージュから目が離せません。次にかける曲のテンポに合わせて、後半さらにBPM上げています。

・Escape From The City - Cash Cash RMX / 『ソニック ジェネレーションズ』

みんな大好きな1曲ですよね。テンポ的にもアレンジ的にもDJ MIXに最適なリミックスだと思います。「ソニック」シリーズの曲のことはわかっているつもりですので、どんなスポットにもハマる曲がなにかしらあると思い、他の曲を決めてから最後の方に選びました。

・TAPでパパパヤ / 『Let's TAP』

「ソニック」シリーズの産みの親、中裕司さんがセガから独立後に作られた任天堂 Wiiタイトル『Let's TAP』という作品からの1曲です。2008年当時から、キャッチーな曲だな〜くやしい!と思っていたのでかけさせて頂きました。開発は株式会社プロペですが、販売はセガが担当しているので、これもセガ曲と解釈させてくださいっ!

・Rock Is Sponge (area04) / 『Rez』

個人的にも大好き、セガ曲のDJ MIXを作るなら絶対に外せない作品『Rez』からの1曲です。特にarea04はステージ後半のグラッフィックデザインが本当にカッコよくて、ロボットのような形に変形したブロックを追いかけていくところなど、センスの塊だと思っているのですが、その印象も強くこの曲を選ばせてもらいました。

・FLY / 『龍が如く3』

「龍が如く」シリーズの曲も加えたいと思い、たくさんの楽曲を聴き込んで選びました。「Rock Is Sponge」からの“ギターつなぎ”といった感じです。本番で使用していたPionnerのDJミキサーに搭載されている、ノイズジェネレーターとフランジャーエフェクトのつまみをいじりながら曲のイントロ部分で混沌とした空間を作っていき、ブレイクでそれらをオフにし一気に爆発!といったイメージでMIXしました。後半はビットクラッシャー系のエフェクトでローファイサウンドに。

・In Chaos / 『クラッキンDJ』

続きましては、“ブレイクビーツ繋ぎ”で『クラッキンDJ』からの1曲。ラップが入る曲も入れたかったのと、キャッチーなメロディーの歌ものは後半にも控えているため、このあたりはビートやリフを主体に構成していくようなイメージで流れにメリハリをつけていました。「ダダダダッ」と、任意の長さでループをさせる効果との相性が良く、多用しちゃいました。

・Theme Of Bayonetta 2 - Tomorrow Is Mine/ 『ベヨネッタ2』

ブレイクビーツの流れからジャジーな展開へ。本当に洗練されている曲だな〜と思います。オサレミックス感アップです。厳密に言えば、『ベヨネッタ2』の楽曲をセガ曲セットに含めてよいものか、線引きが微妙であることは薄々感じながらも、曲がカッコ良すぎるのでOKということに(おい)。もちろん事前にプラチナゲームズさんの許可を頂いております。

・Save This World -νmix / 『ファンタシースターポータブル』

「ファンタシースター」シリーズからの1曲です。“女性ヴォーカル繋ぎ”ですかね。ベヨ曲と雰囲気こそ違えど、どこか通じるものがあると思い繋いでみました。流れでビートを止めないように、イントロを飛ばしてAメロ歌い出しからIN。酒井P、小林神、映像の提供ありがとうございました!

・Sky High [Reborn] from Video Game Daytona USA / 『maimai』

さらに盛り上がっていくぜー!ということで、『デイトナUSA』より「Sky High」のリミックスです。このリミックスを制作されたのは、株式会社バンダイナムコ研究所の大久保博さん!外部アーティスト / リミキサーの方との積極的なコラボレーションによって制作された楽曲も、セガのゲーム音楽を語る上で欠かせないものだと思っています!夏の終わりにぴったりな1曲。この手のアップリフティングなピアノハウスは個人的にも大好物です。

・DECORATOR / 『Project DIVA F 2nd』

ミク曲も入れたいと思っていたのですが、このあたりの流れは個人的にも最高だなと思っているところです。ミクダヨーさん、ミクナノーさんにも登場してもらえて嬉しかったです。お2人に挟まれた、またとない絵面になっていたと思います(笑)。歌詞的にもセガミックスにぴったりじゃないかと思ってみたり。

・Conquista Ciela / 『電脳戦機バーチャロンフォース』

ミク曲で最高潮に達しているところに、光吉さんを投入していくという、かけ算です。逆に言えば、光吉さん登場までに場をあたためておかなければ!という使命感もありました。DJパートからシームレスに光吉さん歌唱曲に移行していきたく、BPMの流れ的にもちょうどよかったこの曲を提案させてもらいました。

・Burning Hearts 〜炎のANGEL〜 / 『バーニングレンジャー』

説明不要の鉄板曲です。歌唱の安定感も素晴らしく、盛り上がりましたね!本当にお疲れ様でした!また機会があれば、今度は『リズム怪盗R』の曲も入れたいですね〜と話していたのですが、光吉さんに歌ってもらった曲って「悪魔の騎士団のうた」になりますが、セットに加えても大丈夫でしょうか?w

短い時間のプレイでしたが、こうして振り返ってみると濃いですね。それぞれの曲に制作者やファンのみなさんのいろんな想いが詰まりまくっていますからー(号泣)。

TGS番組の最終枠として、どのようなセガ曲をセレクトするのが正解なのか、あれこれ考えてはみましたが、自分のセンスでかけたい曲をかけるしかない!という結論に至りました。

背景スクリーン映像のVJ担当も、ギリギリまでネタの仕込みをしていましたので、見所あったんじゃないかと思います。自分はプレイ中に観られないので、みなさんのコメントとともに、アーカイブで楽しませてもらいました。

ソニック楽曲に限定したDJも十分面白いのですが、セガ曲セットは楽曲の多彩さがヤバいです。まだまだかけたい曲たくさんありすぎて、どれだけの尺があったらやりきれるのかわかりませんが(笑)。またやりたいですね!

ではまた!

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