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ソニックチャンネル

連載サウンドコラム

ソニックチームのサウンドディレクター瀬上 純と大谷 智哉によるコラムコーナー。

東京ゲームショウ2018

少々、時間が経ってしまいましたが、東京ゲームショウ2018は無事に終了致しました!会場で、『チームソニックレーシング』を体験頂いたり、ステージイベントに参加頂いた皆さま、そしてインターネット上の生放送番組でチェックして頂いた皆さま、ありがとうございました!お楽しみ頂けましたでしょうか?

今回は、ビジネスデイの金曜日にソニックシリーズの飯塚プロデューサーと、『チームソニックレーシング』の河原塚ディレクターがゲームの内容を紹介。その際に『ソニック ワールドアドベンチャー』のステージをモチーフとした「マーケットストリート」を初公開しました。

また、一般公開日の土曜日には、僕が飯塚プロデューサーと主に音楽面のトピックスを紹介し、最後に3曲ほど演奏をしました。その内容を軽く振り返りながら紹介しておきましょう!

シンプルにカッコいい楽曲を!

今作は、飯塚プロデューサーが在籍するアメリカのチームがプロジェクトをまとめていて、実際の開発を行なっているのはイギリスのSUMO Digital社。そして、僕が日本で楽曲制作を担当、という布陣になっています。今回のサウンド面に関しては、効果音やセリフなどは基本的に開発会社側で受け持っているため、僕は「リードコンポーザー」としてプロジェクトに関わっています。

飯塚プロデューサーが、「レースゲーム向けにカッコいい楽曲を揃えてくれないかな?」とオファーしてきたことから始まった今回の楽曲制作。「メインテーマをCrush 40で!」というのもまた、彼からのリクエストでした。

シンガーのジョニーとのチームであるCrush 40は、最初の楽曲をリリースしてから20周年を迎えるタイミング。原点回帰という意味合いも込めて、楽曲の構成のみならず、使用する楽器なども含めて「シンプルにカッコいい」をキーワードに制作しました。

メインテーマ以外にも、すべてに当てはめられる今作楽曲のキーワードのひとつだと思います。6月にアメリカで開催されたE3というゲームのコンベンションに合わせて公開されたトレイラーで、本作のメインテーマとなる"Green Light Ride"のショートバージョンが使われていましたが、いかがでしたか?

E3トレイラー映像『チームソニックレーシング』

楽曲制作を担当するにあたり最初に行なったことは、その全体のコンセプトを決めてデザインすること。「ソニック」の世界観を彩る数々のエリア、それらを舞台としたレースとなるので、特定の楽曲のフレーズが浮かんできてしまう場所も少なくありません。とはいえ、シリーズの新作としては、既存楽曲のアレンジバージョン以外にも書き下ろしの新曲もあるべき、ということで各々のバランスを取りながらのデザインを試みました。

例えば、最初のコースとなる「ウィスプサーキット」は、『ソニックカラーズ』の「プラネットウィスプ」の世界観をモチーフとしています。20周年記念タイトル、『ソニック ジェネレーションズ』でもピックアップされたステージですが、個人的にはイントロのフレーズが印象的でした。今回のステージでは1曲めに演奏した"Wisp Circuit"においては、書き下ろしの楽曲のなかに、そのフレーズをコーラス(いわゆるサビ)として取り込んでみました。楽曲そのものをアレンジすることも良いですが、一要素としてフレーズを用いることもまた、楽しいことなのです。

「チーム」というキーワード

「チームアクション編」のゲーム紹介映像で使用した、ドライブ感満点の楽曲を挟んで、最後に演奏したのは、今回の東京ゲームショウ2018にて初公開となった「マーケットストリート」の楽曲でした。このコースBGMは、大谷サウンドディレクターが手掛けた『ソニックワールドアドベンチャー』のステージ、「オレンジルーフス」の楽曲"Rooftop Run"のアレンジです。

今作では「チーム」という言葉が重要ですが、その楽曲制作においても外せないキーワードとしました。「マーケットストリート」の楽曲に関しては、『ソニックマニアプラス』のトレイラーに引き続いて、HYPER POTIONSとチームを組んでみました。僕はギターだけの参加ですが、それだけでも、だいぶ「僕らしい"Rooftop Run"」になったんじゃないかな?と思っています。

TEAM SONIC RACING SPECIAL MINI LIVE 09.22(TOKYO GAME SHOW2018)

ゲームショウならでは!

そして、東京ゲームショウ2018の最終日となる日曜日には、セガゲームスとアトラスがタッグを組んだフィナーレライブにも参加しました。

まず最初に『ソニックマニアプラス』のトレイラー楽曲でスタート!ソニックギターを持った僕の横には、ノリノリのモルガナが!そして、2曲めからはアトラスの「ペルソナ」シリーズのサウンドコンポーザー、目黒将司さんとの共演!

二人揃って『ペルソナ5』や『チームソニックレーシング』、そして『ぷよぷよeスポーツ』からの楽曲を演奏しました。最後は、シンガーのLynさんを迎えての『ペルソナ5』の代表曲のひとつ、"Life Will Change"で、今年のセガゲームスのステージイベントは大団円となりました!

こういうイベントならではのライブは、是非、その場で楽しんで欲しいもの。

また機会があったら、是非足を運んでみてくださいね!

今回はここまで。
楽曲のこと、チーム編成のこと、徐々にお伝えできると思いますので、お楽しみに!

また、ゲームに先駆けて、東京ゲームショウ2018で販売されていた『チームソニックレーシング』のグッズは、セガ公式ショップ「セガストア」で好評発売中ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

それでは、また次回...
See Ya!!

ステージイベント全体の様子

TEAM SONIC RACING DEMOPLAY 2018.9.21(TOKYO GAME SHOW 2018)

TEAM SONIC RACING TALK&LIVE 2018.9.22(TOKYO GAME SHOW 2018)


→『チームソニックレーシング』公式サイト