異世界大喜利 2023年1月【シャドウとインフィニットは何を......?】
★作例
「実力の高い方がメインボーカルらしいな」
「......貴様のそういう所だぞ」
大人気の「かべがみ大喜利」がパワーアップ! 新コーナー「異世界大喜利」スタートです!
毎月2人のキャラクターが驚きの装いとシチュエーションで登場! 思わず空想が膨らんでしまうイラストで、一緒に大喜利を楽しみましょう!
今回は『ソニックフォース』で因縁のあった2人がミュージシャンとして登場!?
シャドウからマイクと主導権を奪いたいインフィニットと、彼を歯牙にもかけずマイペースなシャドウ。彼らの不穏な距離感は相変らず......?
皆さんだったらどんなセリフやナレーションをしますか?
2人のいつもの雰囲気や世界観で整えるのもよし、大胆に演出するのもよし... 自由に楽しんで、Twitterの#かべがみ大喜利 のタグと共につぶやいてみてください♪
良かったものについてはソニック公式Twitterアカウントからレスにてご紹介をさせていただきます。
みなさんの楽しい大喜利投稿、お待ちしています!
Act1:「究極と無限」
輝くスポットライト......やまぬ歓声。
2人のアーティストが放つ歌声とオーラに酔いしれた夢のひと時は、大盛況の内に幕を閉じました。
いつの間にかそこにあった「ライブハウス」。観客はおろか演者たちも、なぜここにいるかをあんまり憶えていません。 それでも、誰もが今この瞬間を楽しみました......ある1人を除いて。
「僕の邪魔をするな。足手まといだ」
ライブを終えたシャドウは、相棒にそう冷たく言い放ちます。 観客に対する態度の悪さ、手抜きのパフォーマンス......彼とのステージは、シャドウの求める完璧には程遠かったのでした。
ですが追及を受けたインフィニットは露悪的に笑うと、ゆっくりとシャドウに詰め寄ります。
「真贋を理解できないゴミ共にはあれで充分。貴様の完璧ごっこの自己満足についていく趣味は俺には無い」
「自らをフェイクと認めたか。わかってるじゃないか」
楽屋の空気が剣呑な雰囲気に変わります。
「一度も手に入れたことの無い『完璧』が聞いて呆れる......大言を並べる前に、俺からビジネスを学んだらどうだ?」
「僕には目的がある。これ以上の邪魔だては...... 待て。『目的』...?」
何かを思い出せずにいるシャドウを横目に、くつくつと笑うインフィニット。それまでずっと目線を合わせずにいたシャドウは、彼を一瞬視界に収めるとポツリとこぼします。
「なぜだろうな。君の顔を見ているとイライラする」
「......なんだと?」
インフィニットが顔をあげたその瞬間、
<<ガッシャーン!>>
シャドウの回し蹴りが大音声を伴って一閃。楽屋のドアもろともインフィニットを吹き飛ばします。 声を出す間もなく夜の闇に投げ出され、視界から消えるインフィニットを目で追いもせずシャドウは続けます。
「その負け犬面、二度と見せるな」
コンビ解消だ、と言い残し立ち去るシャドウ。 そこには、持ち主のないマイクだけが残されたのでした。
「宴の後に......」
この異変は世界のあちこちで起きている模様。
ここも元はエッグマンの基地だったが今はライブハウスに。
ここでライブをしていたシャドウたちの記憶は、ミュージシャンとしてのそれに完全に入れ替わっていた様子。性格や関係性は変わってなさそうだったが.....
一体、何が起きたのか。彼らはここで何をしようとしていたのか?
謎は深まるばかり......
(つづく)