今までの仕事の中で、一番印象に残っているものは何ですか? その理由もお聞かせ下さい。
1つに絞るのはなかなか難しいですが、強いて1つ挙げるとすると『ソニックと秘密のリング』ですかね。
小川ディレクターと仕事ができたことも私にとっては大きかったと思います。
仕事愛なのか、厳しいけれどものすごく的を射たことをズバズバと言う人なので、それをどう言ったらうまく海外に伝わるんだろうかと、もどかしかったりしました。
それは、一度ではとても伝わることではなかったりするので、繰り返し繰り返し伝えていくことが大事だったりするんです。
ゲームの“とても新しい世界観”を早く見たいと、発売前から海外でもゲームに対する期待が高まっていたので、そんな期待を肌で感じながら仕事できることは私自身嬉しくもあり、いい意味でプレッシャーになっていたような気がします。
毎回もちろんソニックタイトルは海外から期待されているわけですが、『ソニックと秘密のリング』は特に発売前から海外がノッてきているというか、期待感が高かったですね。うまくこの波に乗せられたらとすごく感じていました。
小川ディレクターからは、色々厳しく指導してもらったり、学ぶことが多かったです。彼もできるだけ直にコミュニケーションを取るようにと考えられている方なので、その点では私と考え方が近く、やりやすかったですし、積極的で救われました。
いい意味でうまく巻き込んでくれたというか、海外の人も私も含めて、一丸(いちがん)となっていた感じがすごくしますね。
小川ディレクターの芯の強さや信念をどう海外にも伝えるかというのは常に私の課題でもありました。
逆にそのぶれない軸が海外の人たちを引っ張り、ゲームをより良いものにした要素なのではないかと思います。
とは言え、どのプロジェクトも毎回本当にとっても充実しているので、1つだけ選ぶのはなかなか難しいものですね。
ソニックシリーズの中で、一番好きなキャラクターは誰ですか?
その理由も教えて下さい。
やっぱり、ソニックですね。
毎日一緒にいるので愛着というか、愛情みたいなものが生まれてきますね。
一緒に歩んできている感じがするので、これからも仲良くやっていきたいなぁと(笑)。
武内さんにとってソニックとは?
今となっては自分の一部みたいなものですね。なくてはならない存在になってきました(笑)。
毎日顔を見ていて、側にいるので共に世界を渡り歩いている、パートナーのような気持ちで仕事しています。机の上にも座ってますし(笑)。
海外に行っても、ソニックを見るとみんな元気になるんですよ。ライセンス関係のスタッフにしても、
「(ソニックを使って)今度はこんなものを作ってみたいな!
あんなものを作ってみたいな!」
とか、みんなすごく生き生きして言っていたりするんですよ。
ものすごくみんなを元気にしてくれている、パワフルなキャラクターだなと感じています!
最後に、「ソニック チャンネル」をご覧になっているみなさんに一言お願いできますでしょうか?
これからもソニックやソニックシリーズのキャラクターの活躍に是非是非ご注目下さい。
応援よろしくお願いします!
ゲーム作品を世の中に売り出していくには様々なジャンルでスタッフのサポートが必要になります。技術職以外にも沢山の職種があるので、この「クリエイターズインタビュー」コーナーでも引き続きご紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみに!