SONIC−R ストーリー 

再三に渡るDr.エッグマンとの死闘のあと、ソニックと、彼を慕っているテイルスは、一緒に冒険の旅を続けています。
その旅の途中、2人はビルの巨大スクリーンに表示された『ワールドグランプリ 出場選手大募集!!』のコマーシャルを目にします。

「ソニック、ソニック!『世界一速い奴を決めるレース大会』だって!」
テイルスは興味しんしんです。
「ねぇソニック、出場してみようよ。ソニックなら優勝間違いなしだよ! 僕も自分の力を試してみたいんだ。」
「レースかぁ…、あんまり興味ないなぁ。」
ソニックはあんまり乗り気ではありません。

その場を立ち去ろうとしたその瞬車、彼は切り替わった画面に目が釘付けになりました。
そして、「テイルス、出場するよ!」 そう告げるが早いか、ソニックは駆け出します。
「待ってよ、ソニック!」テイルスは慌てて後を追います。

ソニックの目を釘付けにした画面には『出場予定選手リスト:Dr.エッグマン』とあったのです。

全世界に放映されたこの映像を目にしたのは、ソニックだけではありません。
レース開催の知らせは、ソニックの良きライバルでもあるナックルズ、そしてソニックに恋する少女エミーのもとへも届いていたのです。

「ソニック、このワールドグランプリでお前との真の決着をつけてやるぜ!」
「ソニックさまは、きっとこのレースに出場されるはず。待っててくださいね、ソニックさまぁ〜!」

その様子をスパイ衛星を使って、一部始終偵察していた人がいました。
彼の名はDr.エッグマン。これまで何度もソニックに戦いを挑んできた悪の超天才科学者です。

「ダーーーーーーーハッハッハ……、ソニックめ、まんまと罠に引っ掛かりおった。
このレースの開催地のどこかにカオスエメラルドが眠っているのはすでに調査ずみ。
ソニック達がレース中にカオスエメラルドを偶然発見してくれれば探す手間がはぶけるわい。まとめて奪い取ってくれる。
いくらソニックとはいえ、レース中の隙をついて攻撃すればひとたまりもあるまい、それにこの秘密兵器もあることだしな……」
と言いながら振り向くDr.エッグマン。
その視線の先には薄暗い闇のなか、不気味に目を光らせる数体の人影が並んでいました。

「ダーーーーーーーハッハッハ……われながら完璧な作戦だ……ついに、ついにわしの長年の夢、世界征服を達成するときが来たのだ……ダーーーーーーーハッハッハ……」

果たしてソニックはDr.エッグマンの野望を阻止できるでしょうか?そしてワールドグランプリの行方は?

さぁ、いよいよワールドグランプリの開幕です!


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