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『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(3DS版)発売記念!サウンドインタビュー[前編]

みなさんこんにちは、「ソニック」シリーズ サウンドディレクターの大谷です。

今回のサウンドコラムは、2/18に発売になりました『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(ニンテンドー3DS)の発売記念、特別企画と題しまして、サウンドディレクターのお二人に、楽曲のコンセプトや制作秘話、聴きどころなどあれこれ訊いてみたいと思います!ゲストとの対談形式はサウンドコラム初の企画になりますので、どうなりますやら!

中川さん、床井さん、よろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いします。

中川 中川 輝彦です。ニンテンドー3DS版『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(以下3DS版)のサウンドディレクターを担当しています。

床井 Wii U版『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(以下Wii U版)のサウンドディレクターを担当しています床井 健一です。

大谷 中川さんは、『ソニック ラッシュ』シリーズや『ソニック カラーズ』のニンテンドーDS版のサウンドディレクターも担当されていました。床井さんは『ソニック アドベンチャー』シリーズに始まり、数多くの「ソニック」シリーズの音楽に関わっていますので、大ベテランのお二人です。 『マリオ&ソニック』シリーズでは、ほぼ全てのタイトルに関わられていますよね?

中川 はい、私は1作目の『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック™』から担当させて頂いています。

床井 私は2作目『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック™』から担当させて頂いています。

中川 以降、床井さんと共に、ロンドン、ソチと制作に携わらせて頂きまして、今回のリオが5作目になります。

コンセプトはブラジル音楽

大谷 早速ですが、今作の音楽のコンセプトの話などから訊いていきたいです。

中川 南米大陸で開催されるオリンピックは今回が初なのですが、ご存知、ブラジルはサンバで有名なところなんです。そうすると必然的にブラジル音楽推しで行こうという事になりました。

大谷 そこはすんなり決まったんですか?

中川 何の異論もなく。

床井 まぁリオだしね。実際は、どういう音楽があるのか掘り下げから始まりました。プロジェクトの最初に、ブラジルと言えばこんな曲じゃないのか?とみんなで曲を持ち寄ったりして色々と勉強したんです。

中川 最初、僕の中でもブラジルもキューバも中南米で同じラテンだよね?というところからスタートしたんですけれども、床井さんと一緒に色々調べていくと......

床井 リズムに型っていうモノがあって。ブラジル人のパーカッショニストにデモを聴いて貰った時に、「これはキューバのリズムだね」って言われたりとか。僕らは一つもサンバを表現出来ていなかった(笑)。

中川大谷 (笑)。

床井 そこから修業が始まった。

中川 それでですね、床井さんが「だったらブラジルで録ろう」と言いだしまして、「えー! それマジっすか?」ってビックリしましたね。

大谷 本場のサウンドを収録してしまえ!ということですね。

床井 サンバとは何ぞやと、本物を見てみたいとなって。

大谷 自社タイトルで海外レコーディングをした作品はたくさんありますが、ブラジルで収録された作品なんてありますかね??

床井 おそらく無いですね。

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