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『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(3DS版)発売記念!サウンドインタビュー[前編]

本場ブラジルレコーディング

中川 ちょうど今から1年ちょっと前にリオデジャネイロに行ってまいりまして......

床井 サンバカーニバルの2週間前くらい。1月末までの10日間で行ってきました。リオのカーニバルは2月14日~17日に掛けて開催されました。

大谷 そんな時期にレコーディングなんて可能なんですか?

床井 いや、そりゃ凄かった。よく調整出来たなと。街の中がもうサンバで盛り上がる感じになっていて、宿泊先でも、衣装とか飾り付けで賑やかになっていて。もうサンバ一色で盛り上がってる。

大谷 レコーディングに行くにはすごいタイミングですよね。

中川 カーニバルが始まってしまったら皆さんそちらに参加してしまいますからね。

床井 今回、収録したバテリアチーム(※サンバのリズム隊)もカーニバルの練習の合間を縫って参加してくれたので、かなり時期的には厳しい所だったとは思うんですけど、快く叩いてくれました。

大谷 サンバと聞いてまず思い浮かべるのが、あの特徴的なリズムですからね。

中川 そのリズムを録りたいというのが一番大きなところにあって、かつブラジルのあの空気感も録りたいということで、贅沢にも非常にたくさんの現地ミュージシャンを起用させていただきました。 弦楽器群及びブラスセクションに木管、そしてカバキーニョと言う、ウクレレみたいなのに鉄弦貼ったブラジル楽器に6弦ギター。あとエレキベースにハープと男女コーラス、更にアコーディオンまで。カバキーニョやギターがブラジルのミュージシャンと言うのは結構メリットありましたが、ベーシストもブラジルのリズムなんですね。僕の曲でも中南米系のリズムで作曲してしまっていて、それだと実際すごく弾き辛そうで(笑)。ブラジル風に変えて弾いてもらったらしっくりくるんです。

大谷 なるほど、リズム隊以外にもオーケストラ的なパートまで現地で収録してきたのですね。どのような曲目を収録してきたのですか?

中川 一番大きな所では、床井さんが作曲したメインテーマです。WiiU版、3DS版、共通で使ってます。他にはメインテーマから派生したアレンジ曲などです。

大谷 タイトル画面で流れている曲ですね。

中川 そうです。タイトル及びメインメニュー、リプレイからスタッフロールまで。ゲーム全体を包むような所にはメインテーマの旋律を使っています。あと3DS版にはストーリーモードがあるんですが、そちらのメインテーマは僕が作りまして、それも全パートブラジルで収録しました。 あとは聴いてのお楽しみですけども、ゲームをクリアした時に(ごにょごにょごにょ)そこで使う曲も収録してきました。

大谷 それは楽しそうですね。(笑)

真冬の日本から真夏のリオへ

中川 リオにはニューヨーク経由で行きました。ニューヨークは極寒の真冬でして、そこに行くために日本以上にちゃんとした防寒具は持っていかなくてはならないんですけど、そこからから赤道を越えて降りたら真逆になってまして......自分達が行ってた時はほんとに、あー夏だなーっていう。短パンとサンダルが必須だと聞かされてましたが、それがないと結構辛いですね。

床井 もう何処いくにもビーチサンダルだったね。街中みんなそんな感じだったので、逆に違うと浮く。

中川 まあ全体的な雰囲気で言いますと、結構居心地の良いというか、そんなに恐いと思うことはなかったですし、街中ではお酒飲みながらサッカー観てあーだこーだ言ってたりですね、観光地ですから観光客も色々僕らと同じようなざっくばらんな格好で歩いているという感じで。

床井 収録に参加してくれたミュージシャンも、みんなかなりラフでリオならではという感じですね。

中川 有名なコパカバーナ海岸にホテル群があって、徒歩ですぐ海岸にいけるぐらいの結構風光明媚なところにあるホテルに宿を取りました。スタジオはそこから徒歩5分ぐらいの所なんです。

大谷 いいところですね。僕も連れていって欲しかったです。(笑)

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