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『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(Wii U版)発売記念!サウンドインタビュー ACT 1

みなさんこんにちは、「ソニック」シリーズ サウンドディレクターの大谷です。

昨日、6月23日はソニックの25回目の誕生日ですが、なんと、そのおめでたい日に
『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(Wii U版)が発売となりました!(パチパチ)

今年3月、ニンテンドー3DS版発売記念の特別企画として、サウンドインタビューを掲載させて頂きましたが、サウンドコラム至上、最も高いアクセス数を記録しました。それだけみなさんの関心が高いということですよね。であれば、Wii U版 発売記念のサウンドインタビューもやらないわけにはいきません!今回はさらにスケールアップし、床井、中川両サウンドディレクターに加え、私を含めたコンポーザー総勢7名に語ってもらっています。かなりのボリュームがありますのでお楽しみに!

ちなみに公開スケジュールですが、
「サウンドインタビュー ACT 2」を 7月1日(金)公開
「サウンドインタビュー ACT 3」を 7月15日(金) 公開
「サウンドインタビュー ACT 4」を 7月29日(金) 公開を予定しております。

では早速、進めてまいりましょう。みなさん、よろしくお願いします!

一同 よろしくお願いします。

大谷 まずは、中心人物となるこのお2人から、床井さん中川さん、今回もよろしくお願いします。

床井中川 よろしくお願いします。

床井 Wii U版のサウンドディレクションを担当した、床井です。シリーズ2作目の『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック™』から携わっています。

中川 ニンテンドー3DS版のほうを担当した中川です。記念すべきシリーズ1作目の『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック™』から担当しています。

大谷 『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック™』から数えると......

床井 通算5作目ということで、いろいろなハードルもそびえ立っていて、クリアしなければならない課題も山積みしていまして......

中川 夏のオリンピックというお題で3作目ですからね。

床井 とはいえ、今回はリオという素晴らしい街が舞台で、遊び応えも十分なものに仕上げることが出来たかなと思っています。

大谷 ちなみにかなりの楽曲数があると思うのですけど、全部で何曲くらい入っているんですか?

床井 そうですね、ざっと計算するとジングル込みで130......、違う違う、通常の楽曲だけで130曲くらいあり、ジングルが50曲以上あるので、合計200曲近くになりますね。

大谷 多いですね!「ソニック」シリーズの大作でも1タイトル100曲未満ですので......。なんでまたそんなに多いのですか?

床井 プロジェクトを重ねる毎に右肩上がりで増えている感じですね(笑)。今回はゲーム中に楽曲を変化させたりしているので、楽曲のパーツが増えてるっていうのがのが、最終的に多くなった理由です。

大谷 なるほど、1種目で1曲ではなくてバリエーションが増えてるからそうなるんですね。

中川 夏のオリンピックも3回目となるとどんどんノウハウを蓄積して、1つの種目で細かく演出していくと結果的にこういう感じになっちゃったという。定番競技は毎回あるわけですから、それらが前と同じだとお客様的にもつまらないかもしれないですし......。

大谷 曲も変えるけど、曲の付け方も変えていってるという感じですね。そんなにたくさんの曲を作るにはサウンドチームからも大勢関わっていたと思うんですけど、最終的には何人くらい関わっているのですか?

床井 作曲は10人、効果音は1人、キャラクターボイス担当1人、アナウンスボイス担当1人って実は私ですけど(笑)、延べ13人です。

大谷 かなりの大所帯ですね。

床井 レコーディングに関わった方も含めると膨大な人数になりますね。

中川 ミュージシャンは多いですね。

床井 クレジット確認したら160人。プロジェクトとしては大規模なものでした。

コンセプトはブラジル感!

大谷 ニンテンドー3DS版の回でも触れてはいますが、あらためて今作のサウンドのコンセプトを聞かせてください!

床井 ブラジル感です!

大谷 ブラジル感って何ですか?

床井 ファミリーゲーム・スポーツゲームの王道であるノリの良さや、気持ちよさなど、一番の本質である部分をサンバ音楽で表現しています。

大谷 なるほど。

床井 刺激的なリズムと美しいコード感が同居する感じで、今までの『マリオ&ソニック』シリーズにはない、聴いただけでワクワクするような、ブラジル感溢れる音楽を詰め込みたいと思ったのがコンセプトです。その他、英語のアナウンスボイスは、声優さんにブラジル系の方を選ばせてもらっていて、ブラジルはポルトガル語ですが、そのなまりを取り込んでブラジル感をより濃く出す演出を行っています。

大谷 いろいろこだわっていますね。

床井 ちなみにメインアナウンスは女性でいきたかったのですが、競技中は迫力とかパンチを重視して男性の方を起用して棲み分けをしたいと思ってたところ、ちょうど男性と女性の兄妹の声優さんが見つかりました。

大谷 それは都合がいいですね。

床井 なので意思疎通はバッチリ、クオリティーもすごくよかったです。

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