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『マリオ&ソニック AT リオオリンピック™』(Wii U版)発売記念!サウンドインタビュー ACT 2

ラグビーセブンズ

大谷 次はラグビーセブンズですが、これはどんなオーダーがあったのですか?

中川 この競技自体は初めてオリンピックに入るんですね。しかも一般に知られているラグビーとはちょっと違うんですよね?

床井 7人制ラグビーですね。

中川 15人制ラグビーより激しい。

床井 とにかく走ります。あと、この競技はアイテムを使う“バトルラグビー”というモードもありますので、それを加味したサウンド設計をする必要がありました。曲調的なところでは、昼間のピーカンなところのエリアなので、サンバの要素を取り込んでもらってノリのよいものにしてもらおうというところでお願いしました。で、エリア毎やスクラムになった時に曲が変わるようになったり、あとトライをしたりその後のゴールキック場面でも切り替わるようにしましたので、パーツをたくさん作らないといけないというところを考慮してもらっています。スクラムになると、一気にテンションを上げないといけない。とはいえ、通常エリアでも盛り上がりを作らないといけないので、盛り上がりの度合いをちゃんと設計しておかないと......

大谷 ベースとなる曲を作って、バージョンを膨らましていくような?

床井 ベースの曲は上モノの構成はだいたい同じだけどリズムが少なめなところ、盛り上がった場面ではもっとブラスを厚くしてリズムも熱くなる感じ。スクラムは8小節程度ですけど、激しさを出す感じでリズム推しな感じです。

福山 そういう意味では、僕が書かせてもらった曲の中では一番明るくてピーカンで元気な感じです。

床井 とにかく走り回るので、疾走感も入れてもらいました。で、サンバの要素を入れてほしいので、現地でバテリアを収録しています。やっぱり最初はメロディから作る感じ?

福山 そうですね、今回の曲に関しては全部メロディからです。ヴォーカル曲と違い歌詞が無いけど、鼻歌で唄えるようなシンプルなメロディにしたいと、という思いはありました。

床井 全体通してメロディが口ずさめるような感じになっていて、それが気持ちよさにつながってるんですね。そこにゲームに合った盛り上がりというか疾走感が加味されていたので、とてもマッチしていると感じました。

大谷 福山くんコーナーだけで、通常1回分のボリュームになってしまいましたので、そろそろ次に行かせて下さい(笑)。

福山 ありがとうございました。ゲームプレイに存分に熱中頂きながら、私達サウンドチームのBGMによって現地ブラジル会場にいったような気分になって頂けたらこれ幸いです。

コンポーザー#2 堀田 英邦

大谷 次は、2014年入社の堀田くんを紹介したいと思います。

堀田 よろしくお願いします。

→Act 3に続く

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