ソニックチーム南米へ行く(1)
[ソニックチーム南米へ行く(2)]

1996年秋。『ナイツ』開発終了から約半年。
ソニックチームの面々は新たなる作品づくりに取りかかろうとしていた。
その作品とは「ソニック」の完全新作である。

開発スタートにあたって、チームの中心となるメンバー6人は、ソフトの構想を練るため海外取材を敢行した。その行き先とは"中南米"であった。
中南米に数多く存在する古代遺跡を、テレビや書物ではなく自分の目で見ることが必要だったのだ。

ソニックの舞台となる世界。それは太陽の光あふれる南の島にはじまり、ネオンきらびやかなカジノ街、そして密林に潜む古代遺跡。
『ソニック2』の「カジノナイトゾーン」はピンボールやスロットマシンの仕掛けを満載し、傑作と誉れ高い面となった。
これは『ソニック2』開発にあたりラスベガスへ行ったときの経験が豊富に生きているからなのだ。百聞は一見にしかず。
自分で得た経験ほど役に立つものはない。まだ自分の目で見たことのない「古代遺跡」が、新たな発想を生み出す新天地になるかもしれないのだ。

取材旅行の計画は速やかに進められ、11月実行に移された。行き先は大きく分けて2箇所。
まず中央アメリカの熱帯林に点在するマヤ遺跡。そして南米大陸のインカである。
中も含め、こんな大規模な取材旅行は全員初めてである。

つづく...(のかな?)


トゥルムで全員集合

マチュピチュの現地人

ティカルでお昼寝

カンクンで晩御飯

海にも行ったよ

とりあえずハマってみた

リャマに乗っておでかけ

俺たち!ソニックチーム!!
SONIC TEAM 1998


<<戻る>>