#004【もうすぐ】岸本Dが全力で答えます!

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こんにちは!ソニックシリーズディレクター岸本です。

大変お待たせいたしました。
いよいよ、あさってにパッケージが発売になります!
パッケージ版をお待ちだった方やこの機会にプレイしてみた方のご感想もおまちしております。ぜひプレイしてみてください。

まだまだ、沢山いただいたお便りのご質問やご感想にお答えできてないのに、あと残りわずか二回になってしまいました。

これはコラムを延長した方が良いかも・・・本気で悩み中だったりします。それはさておき、今回も張り切ってお話ししていきます!

では、最初のご質問から!

質問1(20代男性)

『ソニックフロンティア』の開発段階では、クロノス島、レアとウラノスが一緒に登場する予定だったこと、ソニックとセージを宇宙へ連れて行く宇宙船など、多くのコンテンツがカットされました。
いつか『ソニックフロンティア』のディレクターズカット版が発売されるのでしょうか?ソニックのストーリーが当初どのようなものになる予定だったのか、本当に興味があります。

ありがとうございます!
ディレクターズカット版!いいアイデアですね!

ソニックフロンティアでは、うまくまとめきれずにカットしたものや、やり切れなかったアイデア、開発終盤のどう考えても〆切に間に合わない時期に思いついてしまったことや、いまならできることなど沢山あります。

ディレクターズカットの予定は今のところありませんが、そうした経験やアイデアは、これからのゲーム作りにしっかり活かしていきたいと思っています!

続いてはこちら!

質問2(20代男性)

アナザーストーリーにおけるラスボス戦で登場したスーパーソニックの新形態について、誕生した経緯や裏話、また形態の名称を付けるとすればどのようなものになるかを教えて頂きたいです。

ありがとうございます!

本編ではセージがラスボスへとどめを刺しましたが、アナザーストーリーだったら、やっぱり、ソニックとジエンドの壮絶な戦いをプレイしていただきたい!と考えました。

そうすると、本編ではソニックが倒せなかったジエンドをソニックが倒すには、スーパーソニック以上の能力が必要になります。
しかし、安易に別のスーパーソニックを登場させることは、したくなかったので、ソニックフロンティアで登場した、ソニックを浸蝕して苦しめたサイバーウイルスを修行によって、逆に利用してスーパーソニック化に影響を与え、逆境をチャンスに変えることができたら面白そう!と思って取り組みました。

ジ・エンドを倒したあの形態には、正式名称はありません。

でも、こういう質問をいただくと名前を考えたくなりますね(笑)。
ここから先はあくまで私が今この場で考えた仮の呼び名で、設定上の正式名称ではありませんが......

「電脳融合形態」とか「サイパワー共振形態」、うーん、と「疑月専用決戦形態」とか ......こんな感じで即興で考えてみましたが、ちょっと伝わりづらいですかね。
みなさんなら、どんな名前を付けますか?

本編とは異なるアナザーストーリーだけのラスボス戦のとどめの一撃、いかがでしたか?

次は、なんと海外の方からのご質問です!

質問3(20代男性)

こんにちは。海外のファンです。ちょっと変わった質問をさせてください。もしソニックシリーズのゲームをリメイク/再構築できるとしたら、どのゲームを選びますか?2つの質問にお答えいただきたいです。1つはあなたが携わったゲームについて、もう1つはあなたが携わったことはないけれど、リメイク/再構想してみたいゲームについてです。

ありがとうございます!
ご丁寧に翻訳までしてくださり、お心遣いに感謝します。

私が携わったタイトルでしたら、ストーリーブックシリーズの「ソニックと秘密のリング」と「ソニックと暗黒の騎士」です。私がソニックチームのメンバーになって初めてソニックゲームを作ったタイトルとその次のタイトルです。

この後、「ソニックカラーズ」でディレクターとしてデビューするのですが、この2作でソニックゲームとはなんなのか、の修行を積んだおかげでソニックゲームディレクターを今日まで続けることができた、私にとってとても大切なタイトルです。

あの頃から腕を磨き続けた今なら、もっと上手くできると思います!あの頃の自分に挑戦です!

私が携わっていないタイトルだと、「ソニックカラーズ」から「ソニックフォース」までの、ステージのレベルデザインのベースになった「ソニックワールドアドベンチャー」とか、「ソニックと秘密のリング」を作っているときに、並行して開発していた大プロジェクトの「ソニックザヘッジホッグ(2006)」とかが、とても印象深いので興味があります。

本当はソニックチームに憧れるきっかけとなった、メガドライブの初代「ソニックザヘッジホッグ」がもっとも私の人生に与えた影響が大きいのですが、あまりに偉大過ぎて、恐れ多くてリメイク/再構築なんて、とてもとても私にはできません。

まだいきます!次のご質問です!

質問4(30代男性)

サイバースペースには過去作品のステージをオマージュしたものや、独自ギミックがあるものがありましたが、どのようなコンセプトで選ばれたのか、開発当時のエピソードなどあれば教えて欲しいです。『三段ロケット』の二段目にも期待しています!

ありがとうございます!
サイバースペースのステージには、過去作のステージをオマージュしたステージが登場します。サイバースペースでは古代人の超科学によって、ソニックの記憶が実体化してステージとして出現します。

登場したステージは、過去のソニックタイトルの私が特に愛するステージを選んでいます。本当はもっとやりたかったんですが、完全新作のレベルデザインと過去作のオマージュレベルデザインのバランスから現在のような形になっています。

それと、「ソニック35周年記念番組」を観ていただけたんですね!ありがとうございます!三段ロケットの一段目点火に続き、二段目点火もご期待に応えられるように頑張りますね!

今回最後のご質問です!

質問5(20代男性)

【私はソニックとセージのやり取りが大好きで、二人の関係性がとても美しいと感じています。その関係性を構築するにあたり、あなたとチームはどのような目標を掲げていたのでしょうか?ご回答いただければ幸いです。これからも応援しています!(20代男性)】

ありがとうございます!
ご質問の答えになるか不安ですが、ふたりの関係はゲーム作りにも似ています。
理論派で、データを根拠に効率よくゲームを作るクリエーターと直感やひらめきでゲーム作りをする感覚派のクリエーターは、制作中に、よく意見の衝突があります。

理論派と感覚派のどちらにも強みと弱みがあると思いますが、その衝突から、想像もしていなかった新しい着地点が生まれることをたびたび経験しています。

それは、ひとりの脳みそではたどり着けない領域で、ゲーム作りの醍醐味のひとつだと私は考えています。

ソニックとセージの場合は、行動派と理論派になるでしょうか。
ご質問の答えのヒントになれば幸いです。

というところで、今回のみなさんとのお話しはここまでとさせていただきます。
また次回、第五回で、お会いしましょう!
ソニックも私も走り続けますよ!

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