ソニックチームスタッフ紹介!リード・プログラマー「渡邉 成紀」
ソニックチャンネルのWebマスターKIKUZOが、「ソニック」をつくるスタッフたちがどんな人たちなのかを、「ソニックチャンネル ファンカード」とインタビューを通じて垣間見るメンバー紹介のコーナー!
今回紹介するのは......この人だ!
渡邉 成紀 / リード・プログラマー

『Wonderland Wars』『ソニックフロンティア』 『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』 『ソニックレーシング クロスワールド』などに参加。
開発チームの「やりたい!」を技術で実現!
『ソニックレーシング クロスワールド』では、主にゲームエンジンのサポートを担当した渡邉さん。
本作で使用している「Unreal Engine」は、さまざまな機能を備えたゲームエンジンなんだけど、標準の機能だけでは実現が難しいこともあるんだとか。
そんなときにエンジンの機能を拡張して、開発チームの「こんなことがしたい!」をできる限り実現するのが渡邉さんのお仕事だ!
さらに、本作はさまざまなゲーム機やPCに対応しているうえ、異なるプラットフォーム同士でも対戦できるのが特徴。
どの環境でも快適に遊んでもらえるよう、動作の最適化にも多くの時間をかけたそうだぞ!
左上にあるUV展開図を、元となるマシンの3Dモデル&テクスチャから出力するツールを担当
なかでも苦労したのは、巨大なゲームエンジンである「Unreal Engine」の中身を把握し、理解することだったんだって。各機能の処理負荷や消費メモリをプラットフォームごとに計測して、それぞれに最適な設定を探っていったそうだ。
使わない機能を無効にして負荷を減らす一方、物理計算の仕組みなど、エンジンの中心にある機能は、ほかの機能とのつながりもあって簡単には取り除けないんだとか。使っていなくても有効になっているだけで処理負荷が増すものは、エンジンのコードにも手を入れて、できる限り除外するよう努めたそうだ!
普段プレイしていると気づきにくい部分だけど、こうした技術がゲームの楽しさを支えているんだな!
ボタンを押した瞬間の「気持ちよさ」が大切!
渡邉さんがゲーム作りで特にこだわっているのは、操作に対するレスポンスと「手触り感」!
ゲームは、プレイヤーが自分で操作して楽しむもの。
だからこそ、ボタンを押したらすぐに反応する、操作に合わせて画面が気持ちよく変化する、そんな感覚を大切にしているそうだ。
パフォーマンス分析する際のパフォーマンスプロファイラの画面
渡邉さんが大事にしているのは、入力に対して、映像や音、振動による反応が違和感なく調和していること。入力の遅れや処理落ち、ヒッチと呼ばれる一瞬の引っかかりなどで反応のタイミングがずれないよう、意識してプログラミングしているそうだ。
『ソニックレーシング クロスワールド』では、キャラクターの操作部分を直接担当したわけではないが、各プラットフォームでフレームレートを安定させるための改善を重ねていたそうだ。
パフォーマンスを計測・分析するツールで処理のボトルネックを見つけては直すことを繰り返し、フレームレートの向上やヒッチの解消に取り組んでいたんだって!
なるほど! ソニックのゲームで感じるスピード感や爽快感も、こうした細かなこだわりに支えられているんだな!
仕事が終わってもプログラミング!?
さて、そんな渡邉さん。仕事を離れたら何をしているのか聞いてみたところ......。
なんと、趣味もプログラミング!
家でもプログラムを書いたり、新しい技術を試したりしているそうで、まさに根っからのプログラマーだな!
その原点は、子どものころから大好きだったビデオゲーム。「遊ぶ」うちに「自分でも作りたい」と思うようになったのが、プログラミングを始めたきっかけ。
高専時代には、アセンブラと機械語の対応表を見ながらマイクロコントローラに命令を書き込み、発光ダイオードを点滅させてみることも。なんとかゲームのように表現できないかと、四苦八苦しながら学んでいたそうだ!
今乗っているSR400
今も、言語ごとの特徴や使いどころを理解するために、普段の仕事では使わないプログラミング言語を自宅で試しているとのこと。
でも、ずっとパソコンに向かっているわけじゃないぞ。
もうひとつの趣味は、バイクでのツーリング!以前は長期休暇を利用して、日本一周ツーリングを楽しんでいたこともあるそうだ。
バイクとレースゲームには、走るラインを考えたり、コーナーやほかの車の動きを予測して遠くに視線を置いたりと、共通するスキルもあるんだって。実際に運転してきた経験から、レースゲームの開発中に「この挙動は現実ではありえない」といった違和感や気づきにつながることもあったんだとか。
最近は忙しくて遠出する機会も減っているそうだけど、現在の愛車はヤマハの「SR400」。そして、旅先で宿に泊まって、その土地の地酒を一杯やるのが何よりの楽しみなんだそうだ。
セガラベル純米酒
ちなみに、お酒好きの渡邉さん。セガ60周年のときには、記念ラベルの純米酒も美味しくいただいたんだって!
仕事でもプライベートでも、好きなことをとことん楽しむ渡邉さん。
ゲームの快適な「手触り」を追求する一方で、バイクで風を感じ、旅先の地酒を味わう。なんとも味わい深いプログラマーだ!
というわけで......
今回の「ソニックチームスタッフ紹介」はここまで!次回の登場メンバーをお楽しみに!


