このコーナーでは皆さんに『ソニックライダーズ』をさらに楽しんでもらうために、ゲームプレイだけでは知り得なかった設定やコンセプトアートなどをご紹介!
開発当時の裏話や制作秘話を交えて、盛りだくさんの情報を公開していきます!
第1回目はソニックライダーズの世界を作ったステージ担当の方にお話を聞いてみました。
今作ではいたるところに、重力の変化を感じられるコース形状、オブジェ配置がされています。
また、ヒーローズ、とバビロンで、同じステージですが違った表情を楽しめます。
ヒーローズではいけなかった場所にバビロンではいける、そういったステージの変化を楽しんでほしいです。
今回のSSSでは、「重力」というキーワードを元にその重力の変化をリアルに感じられるようなステージ構成を念頭に作成に当たりました。
重力の変化により壊れて吹っ飛ばされるオブジェクトや爆発エフェクト、デザイナーのこだわりが各所にちりばめられています。
また今作には壁走りという新要素が入っています、通常走行とは違った視点から見る背景の変化にもこだわっています。
自分の作ったステージに、キャラがのり、エフェクトが付き走り出す、この過程を直に見れるのはゲーム制作者にとって非常に楽しいものです。
逆に、制限のある容量の中、苦労して作成したステージ、オブジェクトなどを泣く泣く削っていく作業は苦しいというより寂しさすら覚えます。
【アクアティックキャピタル】
自分が担当したこともありますが、水路を流れるきれいな水と、水しぶきによるスプラッシュ感を楽しんでほしいです。
【80'S BOULEVARD】
NYをモチーフとしたいろいろな表情をみせる町並みと、随所にちりばめられた往年のセガタイトルの看板を探すのも一興
今作のステージ作成スタッフは、前作から引き続きではなく、新たに集まったメンバーが大半を占めていました。
また、このような大きなプロジェクトに参加するのも初めてというスタッフも多く、当初は不安もありましたが、なんとかやり遂げることができました。
しかし、ゲーム制作には、深夜に及ぶ作業は付き物で、スタッフの中には終電を逃し、深夜バスなるものを初体験した者や、トイレの洗面所で髪を洗い、水しか出なくて、大変なことになった者もいました。
開発に携わったプログラマー同士で結婚なんてこともありました。
やりこめば、どんどんタイムを縮められるゲームだと思います。
ステージをくまなく走りこんで、最短ルートを見つけ、ワールドランキングで世界中のライバルと競い合ってください。