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SEGA-SAMMY GROUP

クリエーターズ インタビュー

024:日下部 実

知れば知るほど、クリエイターにとっては難しいキャラクター

学生時代は、どのようなことに力を入れていましたか?
どのように過ごされていましたか?

大学生のころは、いろいろな事を手当たり次第にやっていましたよ。美大の油絵科だったので、油絵を描いたりはもちろんの事、立体的な作品も作っていました。演劇や舞踏、バンドをするかたわら、映像作品を作ったりもしていました。

そして、その頃CG(コンピューターグラフイックス)にも出会い、アルバイトを始めたのがきっかけで、今のやっている仕事まで続いているというわけです。

CGをやるために海外のAMIGAというコンピューターを買ったのですが、それで海外のゲームにはまってしまいましてね(笑)。

メガドライブやスーパーファミコンも持っていたので、一般的な家庭用ゲームも結構やっていましたよ。

仕事以外の趣味も聞いていいですか?

何をやっても仕事に結びついてしまいがちなもので…。仕事以外と言われると難しいですねー(笑)。

仕事とも関連があるのですが、個人作品のCG映像やイラスト的なものを、昔から作っています。自費出版で絵本を出したり、インディーズDVDレーベルの短編映像集に参加しています。

やっている事は今の仕事とほとんど変わらないのですが、一人だけで作っているのと、完全に好きな事だけをやっているのが違いです。

今までのお仕事の中で、一番印象に残っているものは何ですか?
その理由もお聞かせ下さい。(セガのタイトルでしたら、入社前のものでも構いません。)

セガに入る前から、何本もセガの仕事をしていて、世に出ていないものも含めると、10本以上関わっているんですよ。

苦労が多かった仕事ほど印象に残っているんですが…。ここでは言えませんね!

現在はどのようなお仕事をされているのですか?さしさわりない程度に教えていただければと思います。

ちょっと前に、5月に稼動するアーケードゲームの春バージョンのムービーが終わったばかりです。

今は新しいゲーム用の映像を作っています。これは出来上がるのは相当先だと思いますけど…。

さらに、VE研の持てる力を最大限に発揮できる秘密企画を準備中です。

ソニックシリーズの中で、一番好きなキャラクターは誰ですか?
その理由も教えて下さい。

ソニックです!
理由ですか?何でしょうね。
ゲームのソニックで遊んでいるときの楽しさとか爽快感に関係があると思いますが、よくわかりません。 なんか一言で魅力を表せるようなキャラクターではないと思いますよ。

日下部さんにとってソニックとは?

ソニックを知れば知るほど、クリエイターにとっては難しいキャラクターだなと思います。

昨年15周年を迎えた、息の長い、世界で愛されるキャラクターなので、作った人や、かかわっている人、ゲームを遊んでいる人で、それぞれのイメージがあって、またその捕らえ方が結構違うんですよね。

世界的なキャラクターゆえに自由にはいかないところもあり、時々心がくじけそうになることもありますが、それらも含めてソニックを扱えることは、やりがいのある仕事だと思っています。

最後に、「ソニック チャンネル」をご覧になっているみなさんに
一言お願いできますでしょうか?

いつもソニックチャンネルをチェックしていただいてありがとうございます。
ぼくもVE研も、機会があれば、またソニックのムービーをやりたいと思っています。
ソニックの魅力を引き出す演出をいろいろ考えています!

なので、またそのうち、かっこいいソニックを、ハイクオリティーな3DCGでお見せすることができるかと思いますので、どうぞお楽しみに!


おたのしみ