須永さんのほうでは岸本さんの姿勢には大いに学ぶものがあったとのお話しがありましたが、岸本さんから見て須永さんはどんなプランナーでしたでしょうか?
岸本:
真面目で、何に対しても一所懸命取り組んでくれるので、こちらとしても安心して仕事をお願いできました。うちのプランナーは男ばかりなのですが、そんな中で柔らかくムードメーカー的な存在でもありましたよ。
仕様を発注するところでも柔らかくお願いして通してましたし(笑)。
須永:
普段は穏やかな雰囲気の岸本さんですが、シメるところではビシッとシメてくれていました。
プランナーの代表として戦ってくれたので、他のプランナーは安心して仕事をすることが出来たと思います。
ソニックシリーズの中で、一番好きなキャラクターは誰ですか?
その理由も教えて下さい。
岸本:
ソニックですね。
初めて出会ったのはCESAショウでした。サンシャイン60でメガドライブの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が出展されていたんです。まだ1ステージしか遊べなかったんですが、めちゃめちゃ痺れた!
キャラクターのかっこよさ、画面のキレイさ、そして何といっても目が追いつかないほどのスピード感!
会社に飛んで帰って、みんなに「青いハリネズミのすごいゲームがあった!!」と話した記憶がまざまざと思い出されます。
当時、マリオの亜流のようなものは沢山出ていたんだけど、ソニックのようなアプローチのものはなかった。
すげぇなぁと。こんなやり方があるのかとすごい衝撃でした。
須永:
ビッグが一番好きですね。
最初は今ほどは好きじゃなかったんですけど、チームに、ビッグのフィギュアを飾っているビッグ大好きな方が何人かいらして。今回の作品に、その方達とちょっとした仕掛けを入れることができて、その影響でどんどん愛着が湧いてきました。もう、絵を見ただけでもかわいい!
お二人にとってソニックとは?
岸本:
昔の同級生です。
お互い進む道が違っていたけど、信念を持ってここまできた。
今回、彼と出会って一緒に仕事をしましたが、
彼は昔のままちっとも変わってない。
僕の方は年をとっちゃったけど。
須永:
すごく近くてすごく遠い存在!
最後に、「ソニック チャンネル」をご覧になっているみなさんに
一言お願いできますでしょうか?
岸本:
今回の『ソニックと秘密のリング』では様々なチャレンジを試みたゲーム作りをしているので、是非プレイしてみなさんの感想を聞かせていただきたいです!
須永:
ゲームももちろんなのですが、同時にサントラも発売になりますので、ゲームをして、この曲いいなと思った人は是非サントラも購入していただきたいですね!
エンハンスドCDになっていて、パソコンで再生するとおまけが見られるCDになっているので、こちらも是非お楽しみ下さい!