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SEGA-SAMMY GROUP

クリエーターズ インタビュー

006:前川 司郎

やれる限り自分でやろうと

前川さんの絵コンテ拝見いたしました。
イラスト部分も全てご自身で手がけられているのには驚かされました。
企画担当の方でもこのように絵コンテまで手がけられる場合は多いのでしょうか?
画力もなかなかの腕前ですが、イラストに関してもどこかで勉強されたのでしょうか?

いやいや、お恥ずかしい限りです。
企画がイベントの絵コンテを手がけるのは『ソニアド』時代からでしたが、
CGムービーはデザインさんが、
実機イベントは企画が、という風に分かれていました。

『ソニアド2』は全部僕が絵コンテを切りましたがこういうことは稀なケースだと思います。

僕はもともとアニメーターになりたかったのですが、画力がないことを理由にその道を断念していたんです。
でもいわゆる演出(絵コンテ)やストーリー作りは画力が関係ないことを知り、
『ソニアド2』を機会にストーリー担当になって、
やれる限り自分でやろうと独学でコンテや絵の描き方を学びました。

前川さんの絵コンテの画像その1前川さんの絵コンテの画像その2 前川さんの絵コンテの画像その3

ストーリー制作作業以外では、どのようなお仕事をされているのですか?

いわゆるキャラクター監修の仕事が多いですね。
ソニックの着ぐるみショーの音声収録に出向いていって
声優さんたちとお話したりするのはとても楽しい仕事です。(笑)

セガに入ったきっかけ、動機なども教えていただけますでしょうか?

僕が入社したころ丁度32Bitの次世代ゲーム機戦争が始まりかけだったんですが、
その戦にセガの旗印のもとで戦ってみたいと思いセガに馳せ参じました。
セガのゲームがとても好きだったんです。

セガに入って、どのようなことがやりたいと思っていましたか?

やはりストーリー性の強いものをやりたいとは最初から思っていました。

学生時代は、どのようなことに力を入れていましたか?

高校時代から8mmの映画を撮ったりしてました。
あと授業中に黒板を写す振りしながら小説書いたりとか
とにかくロクな学生じゃなかったと思います。

仕事以外の趣味も聞いていいですか?

変形したり合体したりするロボット玩具を、変形させたり合体させたりしています。
最近のお気に入りは超合金アクエリオンとブキボーグです。

現在はどのようなお仕事をされているのですか?

最近ではWii用のソニックのアクションステージデザインとイベントの担当をしています。
あと、PLAYSTATION3、XBOX360対応ソフト『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のストーリー構成などもしています。

今までのお仕事の中で、一番印象に残っているものは何ですか?

やはり『ソニックアドベンチャー2』ですね。


おたのしみ