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SEGA-SAMMY GROUP

クリエーターズ インタビュー

008:雲野 雅広

自分なりの世界感のあるゲームを作りたい

雲野さん個人のこともお伺いしたいと思います。
セガに入ったきっかけ、動機などを教えていただけますでしょうか?

私の入社当時まだ家庭用ゲーム機は8ビットの時代でしたが、
CD-ROMのゲーム機などが出だしてこれからゲームも、
世界観をデザインできる分野として映画のような分野になると思ってました。
自分なりの世界感のあるゲームを作りたいとおもったのがきっかけです。

セガに入って、どのようなことがやりたいと思っていましたか?

最初はデザイナーとして入社しました。
そのうち3DCGを深く探求できるCGムービーセクションの
仕事がやりたいと思うようになりました。
当時はまだ、3DCGツールも高額でデザイナー全員には
CGツールが行き渡らない状態でしたが、
自分が映画好きでカメラとか持っていたことから
CGムービーセクションの仕事を希望して、
担当させてもらい、
その後ディレクション等もやるようになったのです。

また、CGムービー初のタイトルが
『NiGHTS』でソニックチーム初の仕事でもありました。
『NiGHTS』ではCGムービーのエリオットやクラリスのキャラモデリングやモーションをやっていたのですよ。
当時のイベントムービーには会話はなく、身振り手振りでお話を伝えないとなりません。
いかにキャラの感情がナイツによって解放されていくかを表現するのがたのしかったです。

学生時代は、どのようなことに力を入れていましたか?

学生時代は日本画を描いていました。こうみえても美大出身です。(笑)
また映画が大好きで、8ミリフィルムで映画を撮っていたりもしました。
もちろんゲームも好きでしたけどね。自分の作成した映像に音をつけて、
新しい娯楽としてのエンターテイメントに関わる仕事がしたかったので、
セガでの仕事は割と好きな事の延長線上にあったといえますね。

仕事以外の趣味も聞いていいですか?

大きなプロジェクトでは毎度のことなのですが、夏ごろからほとんど休みを取っていなかったので、
一段落したらそろそろゴルフを始めたいと思っています。
また、温泉や旅行も好きなので早く休みを取って行きたいですね。

今までのお仕事の中で、一番印象に残っているものは何ですか?


雲野さんの卓上に飾ってある
『Shinobi-忍-』 商品ポップ

自分がディレクターを担当した
PS2版『Shinobi-忍-』シリーズになりますかね。

当時はサクラ対戦3や4などは
ムービーセクションのチーフとして関わってはいましたが、
初めて統括ディレクターの立場で関わったゲームなので、
印象に残っています。
キャラクター作りなどプロジェクトの初段階から始める作業が
結構大変でしたが、
その時以上に、今回のソニックは大変でしたね(笑)

ソニックシリーズの中で、一番好きなキャラクターは誰ですか?
その理由も教えて下さい。

今回初登場のシルバーが好きですね。
彼は自分の住んでいた崩壊した未来世界を変えようと現代に来るわけですが、
彼自身はまだ若く、今回のお話しのなかで様々なキャラ達との出会いや別れを通して
色々な意味で成長をしていきます。
そんなシルバーを今後も応援していきたいと思っています。

雲野さんにとってソニックとは?

ソニックは先輩って感じでしょうか。
15年前セガの新卒面談の時期に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を買いに行ったことを覚えています。
その時、私自身がメガドライブでソニックを遊び衝撃を受けた一人であったことから、
生誕15周年を迎えるシリーズ最新作に関わるとは思っていませんでしたね。

最後に、「ソニック チャンネル」をご覧になっているみなさんに
一言お願いできますでしょうか?

「ソニックチャンネル」をご覧いただきありがとうございます。
12月21日発売予定の『SONIC THE HEDGEHOG』
(PS3,Xbox360)ですが、生誕15周年を迎えるソニックは
次世代ゲーム機ならではの美しい映像とスピード感で、
まさに次世代のソニックといえます。

遊ぶ毎に違うシチュエーションを体感できる物理エンジンを
採用した新しいアクション要素や、美しい水の街
「ソレアナ」を舞台に街の人々との会話や買い物など、
さまざまなミッションを楽しめるアドベンチャー要素があります。

シリーズ初の人間のヒロイン“エリス”や、新キャラクター"シルバー"の登場で物語もリアルに一新され、
これまで以上にスリリングに展開されるアクションアドベンチャーです。

きっと今までと違ったソニックの一面を見れると思いますので、
みなさんどうぞよろしくお願いいたします!


おたのしみ