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クリエーターズ インタビュー

016:中村 牧子

英語だけでなく国際感覚を身につけたオーストラリアでのワーキングホリデー

この仕事をしていて良かったと思うときはどんなときですか?どんなときが楽しいでしょうか?

やっぱり、時間をかけてデザイン監修をした商品ができ上がり、実際に商品サンプルが届いた時ですかね。

海を越えた異国の地で、ソニックのTシャツを着た子供たちや、ソニックのおもちゃで遊んでいる子供たちの姿を想像すると、とてもうれしく、暖かい気持ちになります(笑顔)。

お仕事では英語を使う機会が多いと思うのですが、英語はどこで身につけられたのでしょうか?


1996年 厚木基地にて

実家が厚木の米軍基地の近くだったこともあり、小さい頃から基地へ行ったりして、英語には興味を持っていました。


フリーカンバセーションの先生の自宅にて

大学に入ってからは、基地の中の軍人さんの奥さんを先生に、フリーカンバセーションに通いました。特にテキストなどは使わず、最近あったことや思ったことを何でも話すという感じです。

最初は先生の言っていることが半分もわかりませんでしたが、4年間もの間、友達に会う感覚で通い続けたことで自然に英語に慣れる事ができたのだと思います。

ハローウィンやクリスマスの時などはパーティーをしたり、日本にいながらアメリカの生活を体験させてもらえたことも楽しかったですね。


ワーキングホリデーに行ったオーストラリア

あとは、大学を卒業して2年間働いた後に、1年間オーストラリアへ(※1)ワーキングホリデーに行きました。

初日に泊まるユースホステルの予約だけはしていったのですが、住むところは行ってから探すという感じでした。シェアハウスを見つけるのに一ヶ月近くかかりましたね。

むこうでは何人かでアパートや一軒家で共同生活をする若い人が多く、オーストラリア人やヨーロッパの人々と一緒に住んでいました。ホームパーティーをしたり、キャンプやビーチに行ったりして、オーストラリアならではの生活を満喫できました。

色々な国の人が集まると、それぞれ習慣や考え方も違うので、毎日驚きや発見がたくさんあり、とても刺激的でした。滞在中は大陸を一周まわる旅もしたので、そのために、カフェや法律事務所でバイトもしていました。

オーストラリアでは、英語だけでなく、国際感覚を身につけることができたのも、大きな収穫でしたね。

(※1)ワーキングホリデー
二国間の協定に基づき、若者が他国で働きながら休暇を楽しむのを認める制度。通常、観光ビザでの労働は許されないが、他国の理解を深めることを目的として特別に許可するもの。日本では2007年7月現在オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・韓国・フランス・イギリス・ドイツ・アイルランドの8か国が対象国となっている。

なかなか積極的に活動されていたのですね。学生時代は、どのようなことに力を入れていましたか?

大学では法学部法律学科を専攻していました。
入学してすぐに体育会のスキー部に入り、一年生の時はひたすら部活でトレーニングをしていました。その年の冬のトレーニング合宿で行ったカナダが人生初めての海外体験でした。


初めての海外旅行カナダでのスキー合宿
(右から三番目)

ダイナミックな食事の量から、大自然の山々など、すべてのことが新鮮で、毎日ワクワクしていたことを覚えています。

そのカナダ合宿で海外の魅力に取りつかれてしまい、二年生になってからは(※2)バックパッカーへと転進しました。

学期中にバイトでお金を貯めて、休みの度に長期旅行へ出かけていました。大学って2ヶ月とかお休みがあるじゃないですか。そういう時には、一ヶ月バイトをして、一ヶ月旅行に行くという感じでしたね。

(※2)バックパッカー
バックパック(リュックサックやデイパックなど背中に背負うタイプのバッグ)一つで、安価な料金で自由に旅する人々のこと。

おたのしみ