「スタジオUSA」現地の様子をレポート!
みなさんこんにちは!
スタジオUSA在勤の瀬上です。
6月はソニックの誕生日の月だったんだけど
アメリカで発売されているソニック関連のコミックの表紙でも
「ハッピーバースデー!ソニック!」というのがあったので
今回はコミックを紹介しようと思います。
日本ではコミックといえば、週刊や月刊の雑誌に掲載されていて
それぞれの単行本が後で出版される感じだよね。
ここ何年かの間で、アメリカでも日本の雑誌が英語に翻訳されて
後に単行本がリリースされることが増えてきたけど
それはやはり日本発のタイトルが多いみたい。
僕が以前『ソニックアドベンチャー2』のサウンドトラック盤をリリースしたことがある「TOKYOPOP」という会社は、
日本のコミックやアニメのようなタイトルをアメリカ市場向けに販売する会社なんだけど、
彼らは今やアメリカ市場における日本のコミックを扱う筆頭格なんだ!
普通の読み物の本でも、きちんとした装丁の「ハードカバー」と手軽な略式装丁の「ペーパーバッグ」とがあるけれど
アメリカのコミックは、昔からペーパーバッグ!ちょっと大きめで縦長、薄くてページは少なめなんだけど
オールカラーのものが多いのが特徴かな。
それと、文章が全部大文字で書いてあるものが多いんだけど何でなんだろう…
理由は知らないな…。
日本と違って各タイトル毎に、毎月新作がリリースされているんだけど
雑誌の中のそれぞれの話がバラ売りされているような感じ…
と言えば分かりやすいかな。
中や背表紙に広告が入っていたりするのも、
単行本じゃなくて雑誌っぽい感じがするね。
ソニック関連では、だいぶ昔から続いている「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」
シリーズと、「ソニック X」 の2種類が、
セガ公認でArchie Comic社から出ているんだよ。
面白いのは、色々なところでArchie Comic独自の設定が盛り込まれていること!
特に「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の方は、ゲームのストーリーをベースにしつつも
新たな展開が盛り込まれていたり、知らないキャラクターが登場していたり…と
なかなか斬新な感じで楽しめます。
オリジナルのシリーズの方は既に160冊(!)を超えていて
それだけで歴史を感じさせるね。
初期の方の作品をまとめた、ちょっと豪華な用紙を使った
「トレードペーパーバッグ」もあるんだよ。
基本的に雑誌と同じ扱いなので、大きい本屋さんに行くと雑誌コーナーの
近くにコミックのコーナーがあって、そこで手に入るんだ。
でも、普通の本屋さんだと、買い逃した号は手に入らないので
そういう困ったときはコミック屋さんにGO!
専門店ならではのマニアックな品揃えだったりするけれど
やっぱり、バットマンやスパイダーマンみたいな
いわゆるアメコミのヒーローものの在庫が多いね。
というわけで、今回は日本に行く用事があったので
プレゼント用にソニックのコミックを届けたよ!
1冊は薄いんだけど、さすがに5種類のコミックを10冊づつ持って行ったら重かった~!
なかなか日本では手に入らない「アメリカのソニック」を満喫してね!
※プレゼントキャンペーンは終了いたしました。
今回の「スタジオUSA通信」はここまで。
また次回も、アメリカならではの情報をお届けするのでお楽しみに!
プロフィール:
瀬上 純(せのうえ じゅん)
SEGAのサウンドクリエイター。
代表作は『ソニックアドベンチャー』シリーズ、
『ソニックヒーローズ』、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』など。
最新作、『ソニックと暗黒の騎士』ではサウンドディレクターを務めた。
その他の参加作品には、『ナイツ ~星降る夜の物語~』、『プロ野球チームをつくろう!2』など。