「スタジオUSA」現地の様子をレポート!
こんにちは、スタジオUSA在勤の瀬上です。
最初にソニックがみんなの目の前を駆け抜けたのは、早いもので15年も前のことなんだよね。
当時は、日本やヨーロッパではメガドライブで、
そしてアメリカではジェネシスという名前のゲーム機で遊べたんだけど、
ループをグルンと廻ってジャンプをしたら、
狭いテレビの画面なんて飛び出してしまったほどソニックが速かったので、みんなビックリ!
そのスピードの虜になってしまったというわけ。
僕はその頃は大学生だったんだけど、その魅力に取り憑かれた一人で、
ソニックが発売されてからというもの、
しばらくは他のゲームで遊ばなかったほどでした。
更に熱中したのは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』!
ステージに磨きが掛かり、新規要素の対戦が面白くて、
スペシャルステージも楽しくて、
音楽も相変わらずノリノリで、本当にのめり込んだ記憶があります。
思い返せば「バンドと学校とバイトとソニック!」という生活だったな。
今では『ソニックメガコレクション プラス』で、初期のソニックシリーズを遊んでもらうことが出来るけど、
今回は面白いのを見つけたので紹介するね!
お、ソニックがついた箱が並んでる!と思ったら、
中にはメガドライブのコントローラーが!
実はコレ、コントローラーをテレビに繋ぐだけで
ソニックが遊べちゃうスグレモノ!
そう、ゲーム機が無くても、そこにテレビがあるだけで遊べちゃうんだ!
アメリカでは、この手のお手軽なゲームも流行っていて、
色々と発売されているんだよ。
中でもソニックの場合は、
幅広い年齢層の人たちが手にしてくれているみたい。
10年以上前に夢中になって遊んでいた人たちが、
お父さんやお母さんになったりして、子供と一緒に遊んでくれていたりするんだよ。
僕もその後、縁があってセガに入ることになって、
自分も熱中したソニックシリーズの音楽の制作に携わることになったときには、ただ単純に嬉しかったけど、
このコーナーを見てくれている人の中には、ソニックの未来を作り出してくれる人がいるかもね!
『ソニックメガコレクション プラス』などソニックのゲームの数々が写っている中に、
何だかちょっと見慣れないものがあるのが分かるかな?
そう、『ソニックヒーローズ』のパッケージのイラストが見慣れているものとは違うよね!
ヨーロッパで発売されているソニックヒーローズは、
チームソニックの3人の色が帯状になっているパッケージになっているんだ。
今回はイギリスの首都、ロンドンに行ったときにおもちゃ屋さんに立ち寄ってパチリ!
実は、昔のソニックにも
そういうパッケージ違いがあるので、
機会があったら紹介するね!
では、また次回をお楽しみに!
プロフィール:
瀬上 純(せのうえ じゅん)
SEGAのサウンドクリエイター。
代表作は『ソニックアドベンチャー』シリーズ、
『ソニックヒーローズ』、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』など。
最新作、『ソニックと暗黒の騎士』ではサウンドディレクターを務めた。
その他の参加作品には、『ナイツ ~星降る夜の物語~』、『プロ野球チームをつくろう!2』など。