「スタジオUSA」現地の様子をレポート!
みなさんこんにちは!
スタジオUSA在勤の瀬上です。
以前、このコーナーでソニックを題材にした教育系のタイトルを紹介した際に「ソニックチャンネル」のキャラクター紹介の中にある年表を見ていたんだけど、
今回は、その年表に載っていなかったソニック関連のゲームを紹介してみよう。
その名前は、「SONIC SPINNER(ソニック・スピナー)」!
アメリカにおけるセガのアーケードゲーム機販売の担当者から依頼を受けて、2002年に僕たちスタジオUSAのスタッフが制作監修をしながら作ったものなんだ。
スピナー(スピン=回転)という名前が付けられているように、ソニックで彩られたルーレットなんだ!
外見だけではなく、もちろん音の素材もソニックワールド!
『ソニックアドベンチャー』で使用した楽曲の上に、お馴染みの効果音が聴こえるよ。
アメリカのアミューズメント施設では、実際のお金(コイン)を使うのではなく、トークンと呼ばれるコインのようなものを買って遊ぶ施設が多いんだ。
最近ではプリペイドカードを採用しているところも増えてはきたけれど、$5とか$10とか、ある程度まとまった金額でトークンを買って遊ぶのが主流だよ。
ビデオゲームやピンボールなどは、トークンを入れて、プレイしたらそれで終わりなんだけど、子供向けの簡単なゲームは、スコアに応じてチケットが出る、いわゆるレデンプション系の ものが多くて、この「ソニック・スピナー」もそうなんだ。
ルールは単純明快!
大きい数字が書いてあるランプ目指してストップボタンを押すだけ!
ボタンを押すと、円周を回転しているランプが止まって、それぞれのランプのところに書かれていて数字の枚数のチケットが出てくるというわけ!
そのチケットを集めると、アミューズメント施設の中にある交換コーナーで好きな景品と交換することが出来るんだ。
遊んで獲得したチケットは、その日のうちに交換してもいいし、貯めておいて、より多くのチケット枚数が必要なモノを狙ってもOK!
こういったビデオゲームではないソニック関連のゲームでは、ピンボールやボードゲームなどの、家庭用のおもちゃもあるよ。
ホリデーシーズンを迎えて、クリスマスプレゼントのためのおもちゃが店から溢れ出さんばかりになる時期には毎年、必ず出てくるから、きっと定番商品のひとつなんだね。
さて、最後にお知らせをひとつ。
先日、ソニックがWii用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』に参戦することが発表されたけれど、その発売時期に合わせて、ソニック関連の楽曲をまとめたコンピレーションアルバムをリリースすることになりました!
最近、ソニックファンになった人には、うってつけなアイテムになることは間違いないし、全てのCDを持っているソニックマニアのキミも買わずにはいられないような内容にしよう!と色々と頭を悩ませているところ。
また続報をお知らせするので、お楽しみに!
今回の「スタジオUSA通信」はここまで。
また次回も、アメリカならではの情報をお届けするのでお楽しみに!
プロフィール:
瀬上 純(せのうえ じゅん)
SEGAのサウンドクリエイター。
代表作は『ソニックアドベンチャー』シリーズ、
『ソニックヒーローズ』、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』など。
最新作、『ソニックと暗黒の騎士』ではサウンドディレクターを務めた。
その他の参加作品には、『ナイツ ~星降る夜の物語~』、『プロ野球チームをつくろう!2』など。