「スタジオUSA」現地の様子をレポート!
みなさんこんにちは!
スタジオUSA在勤の瀬上です。
このコーナーを見てくれている人は、ソニックチャンネルのスタッフコラムもチェックしてくれていると思うんだけど、アメリカのみならず、色々な地域のソニックグッズを見ることができて楽しいよね。
ここアメリカで発売されているソニックのグッズは、以前このコーナーでも紹介したように、セガ・オブ・アメリカのライセンスチームが、外部の会社と一緒に作り上げているんだけど、実はその作業には僕たちスタジオUSAのスタッフも関わっていたりするんだよ。
今回は、アートディレクターの星野 一幸に話を聞いてみよう!
アメリカでは食品から衣類、アクセサリーやおもちゃと、色々なソニックグッズがありますよね。 スタジオUSAでは、それらに対してどう関わっているんでしょうか?
一言でいえばデザイン監修ですね。
北米で販売されるソニックグッズは、全て私がチェックしています。
たまにソニックの世界観にマッチするかどうか微妙なものがあったりするので、
その際は飯塚プロデューサーに相談したりもします。
それらのデザイン面をチェックする項目としては、どういったポイントがあげられるのでしょう?
一番重要なのは、「それぞれのキャラクターが設定どおりに作られているかどうか」ということ。
かなりしっかりした設定資料を、それぞれの業者には渡してあっても、特に立体のものだったりすると、どうしても違いが出てきてしまうことはありますね。
なるほど。今まで、どんな面白い間違いがありました?
ソニックのトゲの数が足りなかったり、テイルスの尻尾が一本だったりといった豪快な間違いから、シャドウの腕の赤いラインが腕の前側についてたりするような、よーく見ないと気がつかない間違い探しみたいなものまで、色々ありましたね。
何度もぬいぐるみが運ばれてきているのを見たことがありますが、
最終的な商品のデザインになるまで、かなり頻繁にやり取りをするんですか?
間違いに関してはすぐに直ってきますが、キャラクター自体の品質に関しては、業者さんによって出来具合に違いがありますね。
そこは、先方の彫刻家やデザイナーの力量が問われる部分です。
僕たちとしても、「似ているけど、誰?」 みたいな商品を出すわけには行かないので、印象良く、そのキャラクターそっくりになるまで何度も直してもらうんですが、これが一番大変!
ダメ出しを続けて、一年くらい付き合った商品もあります…。
うわー、一年というのはずいぶんと長いですね。
具体的には、どのように監修作業を進めているんですか?
デザイン監修の方法としては、送られてきたサンプルをデジカメで撮影して、具体的にどう直せば良いのか?を、私が絵にして送り返します。
やっぱり言葉だけでは伝わらないことが多いですしね。
フォトショップというグラフィックソフトを使って、撮影した顔のシェイプや色を修正したり、
他のポーズの方が合うな、と思ったら全く違うポーズを描き起こしたりすることもありますよ。
なるほど、なかなか時間が取られそうな作業ですね。
それにしても、グッズのアイテム数が多いですよね。
コンスタントに新商品を出すことが、売り場の棚をキープすることに繋がるため、新しい商品のアイディアは次から次へとやってきますね。
たまに斬新なものや笑えるものがあったりして、そういうものを見るのも楽しみのひとつですね。
最後に個人的に今後作ってみたいソニックのグッズって何でしょう?
いつか、自分でフィギュアを作ってみたいですね。
普段はCGの仮想空間で3Dモデルを作ってますが、実際に手で触ることができるものを作るのは楽しそうです。
でも、上手く作れるようになるまで、けっこう時間が掛かるかもしれませんね(笑)。
…というわけで、僕たちスタジオUSAのスタッフはゲームを制作しているだけではなく
ソニックグッズの監修なども手掛けているんだよ。
さて、ここで久しぶりにプレゼントのお知らせ!
みんなも知っているように、6月23日はソニックのバースデーだったんだ。
それを記念して「ソニックチャンネル」ではプレゼントキャンペーンを実施中!
僕たちスタジオUSAから用意したプレゼントは選べる4コース!
A.『ソニックアドベンチャー2』コース
ソニック生誕10周年を祝ったバースデーパックとアメリカ盤サントラのサンプラー
それにセガオブアメリカ制作のプロモーション用の大型ステッカーのセット!
B.『ソニックヒーローズ』コース
アメリカ製のプロモーション用Tシャツと攻略本
それに日本盤サウンドトラックのセット!
C.『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』コース
セガオブアメリカ制作のプロモーション用ビーニー(ニット帽)と
アメリカ製のゲームキューブ向けのスキン、それと日本盤サウンドトラックのセット!
D.『ソニックライバルズ』コース
日本未発売のPSP向けソニックタイトル、『ソニックライバルズ』!
アメリカ版だけど日本のPSPでも動作するので安心して応募してね!
どう? どれも魅力的なラインナップでしょう?
全てスタジオUSA制作タイトルです。
『ソニックライバルズ』コースは、本作ディレクターの飯塚 隆が用意してくれました!
沢山の応募を待ってます!
※プレゼントキャンペーンは終了いたしました。
今回の「スタジオUSA通信」はここまで。
また次回も、アメリカならではの情報をお届けするのでお楽しみに!
プロフィール:
瀬上 純(せのうえ じゅん)
SEGAのサウンドクリエイター。
代表作は『ソニックアドベンチャー』シリーズ、
『ソニックヒーローズ』、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』など。
最新作、『ソニックと暗黒の騎士』ではサウンドディレクターを務めた。
その他の参加作品には、『ナイツ ~星降る夜の物語~』、『プロ野球チームをつくろう!2』など。